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アロマテラピーヒストリー

気持ちを落ち着かせたり、元気にしてくれるアロマテラピー。そんなアロマテラーの歴史をご紹介。

・アロマテラピーの誕生

アロマテラピーが体系づけられてきたきっかけは、20世紀はじめ、フランス人化学者・ルネ・モーリス・ガットフォセが実験中にやけどを負ってしまい、その火傷した手をとっさにラベンダーの精油に浸したところ、傷は化膿することなく綺麗に治り、そのことに驚いたガットフォセが、ラベンダーをはじめとする精油の研究を始めたのがきっかけです。

エジプト壁画


精油そのものは、紀元前3000年の古代エジプトの時代からすでに使われていたと言われています。エジプトでは宗教の儀式の際に、香りが焚かれたり、博物館などで見たことがある人も多いと思いますが、ミイラを作るときは、乳香(フランキンセンス)没薬(現代ではミルラ)を腐敗を防ぐための防腐剤として利用していたそうです。この没薬(ミルラ)はミイラ作り以外にも、香油や、軟膏などの薬用としても利用されていたと言われています。

また、新約聖書には、イエス・キリストが誕生したとき、東方の三賢人は、乳香(フランキンセンス)、没薬(ミルラ)、黄金を携えてやってきたという記述が残されています。他には、アレキサンダー大王が東方の遠征で、ハーブの東西間の交流の為に、インドから西へブラックペッパーを伝えたり、クレオパトラがバラの花を入浴する際に香水に利用したりと、昔から「香り」の持つ効果が、ケガや病気、宗教儀式、リラックス効果など古代の人々もその香りの持つ力を利用して来た訳ですね。

・古代ではトリートメントとしても利用!

古代ギリシャでは、ヒポクラテスが香油によるトリートメンを提案し、実践しました。これは、人々の体調や健康管理として用いたものです。また、ローマ時代には公衆浴場が社交場であったため、町の人々の健康と衛生を守るために浴場に香油を入れ、アロマテラピーとして利用していたと言われています。昔は、健康維持のためにトリートメントが使われていたんですね。

・マッサージとしてのアロマ

17世紀のヨーロッパでは、植物の力に着目した芳香療法が広く活用されるようになり、芳香性植物を水蒸気蒸留して得られる植物性油類(エッセンス)を体に塗ってマッサージしたり、服用したりして、病気や怪我の治療を行っていました。それが現代に受け継がれてきて、アロママッサージなどが発達したんですね。

・蘇るアロマテラピー

現代医学の発達で、今まで衛生・健康の為に使われていた芳香療法は一時衰退していきました。しかしその後、20世紀初頭のフランスで「アロマテラピー」という名のもとに復活し、再びその効果が人々に注目されるようになり、現在のフランスでは「文化」として利用されるようになったのです。
ヨーロッパではフランスをはじめイギリスなど、アロマセラピーが医療行為として定着している国も多くあり、民間療法として重要な役割を担っています。医療や療法に使われるアロマテラピーは、それだけ「香り」の効果と言うのが人に大きな影響を与えるものと言うことなんですね。この現代のストレス社会にはなくてはならない存在のように感じます。

日本でのアロマテラピー

香道


日本では奈良時代に仏教とともに香木が伝わり、平安時代には平安貴族たちが日々の情感を、焚きしめた香で表現することに心を砕きました。

菖蒲湯やゆず湯など香りそのものを楽しむ遊びやマナーとして香りを用いたと言われてきます。香りを尊ぶ日本には、のちに「香道」という独自の文化も生まれます。「香り」を使っての利用法は、日本でも昔から用いられてきたわけですね。

アロマテラピー年表表

紀元前3000年頃 
宗教的な儀式で、香木や花が焚かれており、古代エジプトでは太陽神ラーへの捧げものとして、またミイラを製造する際の防腐剤として乳香(フランキンセンス)や没薬(ミルラ)が利用されていた。また、メソポタニアやギリシャでも宗教儀式や医療、装飾に芳香植物を利用したとされる。
紀元前600年頃
インドではアーユルヴェーダ(古代インド伝統医学)が成立し、現在にまで継承されている。
紀元前330年頃
アレキサンダー大王が東方遠征の際、インドから西へブラックペッパーを伝えた。
紀元前100年頃 
クレオパトラがバラの花を香水や入浴剤として利用していた。 
キリスト誕生
東方の三賢人が、乳香(フランキンセンス)、没薬(ミルラ)、黄金を捧げた。
10世紀頃
アラブ人により、抽出法、水蒸気蒸留法の確立で、精油が誕生。現在も使用されている。
1100〜1290年頃

東西のハーブ・薬草、アラビア医学、精油蒸留法がエルサレムからヨーロッパに伝わる。ここから、香水文化が発展したとされる。
イギリスでラベンダーが栽培され、芳香蒸留水(アロマウォーター)がポピュラーなものに。

13世紀頃
芳香植物の成分を浸出して使うようになる。
14世紀頃
ハンガリー女王エリザベート1世に、ローズマリーのアルコール抽出液が手足の痛み止め薬として献上され、女王はその抽出液で健康を取り戻したとされる。後にそれが、ハンガリー王妃の水(ハンガリアンウォーター)“若返りの水”として有名になる。
17世紀頃

ロンドンでペストが流行した時、香料がもつ殺菌消毒効果が広く認められ、多くの精油が芳香療法として科学的に研究されるようになる。

17世紀後半
イタリアの理髪師フェミニスは、ドイツのケルンにおいて、「ベルガモット・レモン・ネロリ・ローズマリー」による「オーアドミラブル(すばらしき水)」(アルコール抽出液)を製造する。その後、『ケルンの水』と呼ばれ、これが後にオーデコロンとして発売。
18世紀頃
香料産業が盛んになり、パリでは香水がとても人気になる。医療面でも精油や芳香植物を利用したものが使われた。
19世紀頃
西洋医学や薬学などが進歩し、芳香療法は一時衰退する。その後、自然療法としてのアロマテラピーがフランスで復活し、再び世界で注目される。
19世紀半ばには、江戸時代末期にオランダ医学が日本へ伝えられる。ラベンダー油・ローズ油・レモン油・ハッカ油・ウイキョウ油などが使用された。
20世紀初頭
フランス人化学者・ルネ・モーリス・ガットフォセが実験中にやけどを負ってしまい、その火傷した手をとっさにラベンダーの精油に浸したところ、感染を起こすことなく傷跡を残すことなく治癒が早かった。後にイタリア医師、ガッティーの心理作用の研究・カヨラのスキンケアへの応用され、利用される。
1960年頃

フランスの外科医、ジャン・バルネがてアロマテラピーを研究する。軍医として、第2次世界大戦・インドシナ戦争において、負傷した兵士にアロマテラピーを実践したされている。後に、フランスではアロマテラピーが医療分野へ広まるり、国の「文化」として浸透。

1964年頃
イギリス生物学者で、マルグリット・モーリーがインドやチベットなどの自然療法を学び、アロマテラピーに精油を植物油に入れてマッサージする、現代で言うアロママッサージを取り入れた。
1980年頃
日本でもアロマテラピー本が登場したが、なかなか理解されなかった。しかし、自然回帰と共に徐々にアロマテラピーが見直され、感心が高まる。欧米と同じように純粋な精油やハーブを使ったアロマテラピーをリラクゼーションの方法として活用。日常生活に取り入れたり、サロンに取り入れられたりして現在のアロマテラピーが確立する。

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